「あきる野ワインと葡萄の広場2025」 - 株式会社ヴィンヤード多摩公式サイト

ワインづくりを通じた社会貢献を理念にワイナリーを起業したヴィンヤード多摩は、ワインを広め、人々が笑顔になれるようにと地域の皆様とともに活動する新たな取り組みの一つとして2024年、『あきる野ワインと葡萄の広場』をそのラインアップに加え、栽培から収穫そして醸造の仕込みまでと第一期のカリキュラムを無事終了することが出来ました。

ワイン造りはブドウの樹の声を聴くことから、美味しい葡萄、そしてワインが出来ますように！　

畑に立ち季節の風を感じ一本一本の樹に触れる月に1回の週末の一日。都市近郊ワイナリーならではのアクセスの良さも魅力です。

魅力はそのままに2025年の第二期では新たにせん定もカリュクラムに加え、春のせん定から秋の収穫・仕込みまで、あなたが手掛けたブドウが再来年2026年の秋にはテーブルに並びます。そこでグラスを傾けるまで葡萄栽培を含めたワインのある生活を季節の移り変わりとともに楽しんでみませんか。

ワイン用葡萄栽培の学びと体験を通して更にワインを深く味わうヒントになれば幸いです。

実際の圃場作業では生育段階に合わせた手法を学びながら数本の担当木での作業を継続的に行っていくことを予定しています。

なお、このプラグラムはプロの醸造家・栽培技術者の養成を目的とはしていません。あくまでヴィンヤード多摩の葡萄畑における活動の一部の協働・共有を通じてワインと葡萄のある生活をより豊かにすることを目指して構成されています。

注1：以下のカリキュラム・日程はブドウの生育状況、天候状況に従って設定・変更されることを予めご承知おきください。

注２：収穫時期などで月2回になることもあります。

注3：プログラムで担当した木のブドウのみでの個別醸造は行いません。ワインブドウの品種毎の醸造タンク若しくは樽などに入れての一括醸造となります。


あきる野ワインと葡萄の広場2025カリキュラムカリキュラム概要； 2025年1月より9月頃の収穫まで概ね各月一回第一日曜日、午前10：30から12：00までの各回90分の講座を予定しています（1月の初回は第三日曜19日、また、収穫の回については収穫後に仕込み体験日の設定も予定していますので合わせて月2回の講座となる想定です。) 日程・カリキュラムの委細は以下をご参照ください。また、ヴィンヤード多摩あきる野圃場での講義・実習を中心に進めますが、天候なども含めて一部屋内での座学なども組み合わせての進講とさせていただきます。なお、カリキュラム・日程はブドウの生育状況、気候・天候状況によって変更されることもあることは予めご承知おきください。講師は；ヴィンヤード多摩代表取締役・醸造責任者　森谷尊文（もりや　たかふみ）ヴィンヤード多摩専務取締役・栽培管理責任者　中野多美子（なかの　たみこ）ヴィンヤード多摩サポート隊リーダー　松澤　一　（まつざわ　はじめ）他を予定しています。
日付	曜日時間	場所	内容・作業項目等
1月19日	第三日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩社屋ヴィンヤード多摩あきる野圃場・同第二圃場	オリエンテーション圃場見学サブテーマ：地図を読む（圃場の立地の確認）
	オリエンテーション：ヴィンヤード多摩の紹介・プログラムのアウトライン・装備服装などの留意点など圃場の確認：地図を読む・圃場見学/測定・地質調査圃場見学：栽培品種の紹介・品種毎の特徴、栽培上の留意点等
2月2日	第一日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	せん定Iテープせん定、巻きひげ除去
	テープせん定：実際に鋏を使ったせん定は一発勝負で後戻りはできません。せん定する枝残す枝を違った色のビニールテープを使って印をつけながら検討します。ああでもないこうでもない、テープせん定は自由です。せん定のシミュレーションで理論を現実の樹に落とし込みながら練度の向上を図りましょう。
3月2日	第一日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	せん定Ⅱせん定、巻きひげ除去
	せん定：テープせん定を参考にいよいよ鋏を使っての本番です。テープせん定通りである必要はありません。新たな選択肢も含めてあなたの選択で鋏を入れてみてください。
４月6日	第一日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	せん定Ⅲ仕上げせん定、芽数の整理
	せん定時の重要留意事項は遅霜、4月の声を聴けばあきる野では大丈夫。少し余裕を持たせて二芽残しにしていた枝を一芽に切り詰めておきましょう。それによって次の芽かきの工程の手数が減らせます。合わせて長梢の芽数も数えて整理しておきましょう。
５月11日	第二日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	芽かき・整枝/サブテーマ：風と鳥
	圃場を考える：空を見て圃場を知る・食害・防鳥圃場実習：芽かき（陰芽・不定芽・副芽の整理、基底芽/第一芽の選択）
6月1日	第一日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	芽かき、整枝・挟み込み/サブテーマ：栄養成長vs生殖成長
	果樹の手入れは何のため？：栄養成長vs生殖成長圃場実習：芽かきタッチアップ/整枝挟み込み/副梢整理、果房管理
７月6日	第一日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	摘芯、整枝・挟み込み、副梢管理/サブテーマ：梅雨との戦い（笠がけ、袋がけ、レインカットなど）
	圃場見学：笠がけ、レインカバー圃場実習：摘心、整枝・挟み込み、副梢管理、笠がけ
8月3日	第一日曜 10：30～12：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	果房管理、副梢管理、除葉/サブテーマ：グラウンドカバー
	圃場実習：副梢管理、摘心、整枝・挟み込み、果房管理（摘房・ショルダーカットなど）、除葉
8月末日前後（TBD）	8月末前後の週末（TBD） 10：30～14：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	味覚試験及び収穫/サブテーマ：ベロメーター
	圃場実習：サンプリング、糖度・酸度計測、試食、収穫 ★収穫作業の後『ワインと葡萄の広場』の「ワインの広場」の部としていくつかのワインを解説と共にテイスティングする機会も持てれば考えています。また、「ワインの広場」も盛り込んでいるので終了時間を遅らせています（14：00）。 ★テイスティングに参加する際には公共交通機関などの利用、若しくはハンドルキーパーの手配をお願いします。
収穫日+１（TBD）	収穫日+１ 11：00～14：00	ヴィンヤード多摩あきる野屋内醸造施設内	仕込み体験（希望者のみ）（要事前意思表明）
	実習：選果、除梗、破砕、仕込み（任意参加）（要事前意思表明） ★カレンダーの日並び及び天候により収穫日+数日となるケースもあります。 ★仕込みの作業の準備なども有り開始・終了時間を遅らせています（11：00～14：00）。
《課外活動》９月後半(TBD)	（TBD） 9：00～14：00	ヴィンヤード多摩あきる野圃場	ヴィンヤード多摩収穫祭（自由参加）（要事前参加表明）（ファミリー・パートナー枠有〼）
	ヴィンヤード多摩収穫祭は「ワインと葡萄の広場」のカリュクラムには含まれないヴィンヤード多摩のイベントの一つです。この収穫祭では収穫ボランティアの方々を含めて50名以上の参加者でヤマソーヴィニオンの収穫を一気に行うイベントです。任意での参加になりますが直近の経験を生かして収穫作業のアシストをお願いすることもあるかもしれませんのでその際はご協力の程お願いいたします。なお、昨年の様に台風による長雨で病果がまん延するなどの状況によっては収穫祭自体が中止若しくは縮小される場合もあることもあらかじめご了解ください。 ★作業の準備なども有り開始・終了時間それぞれ異なっています。（9：00～14：00）。